ピーター・グルンワルド著『アイ・ボディ【増補改訂版】──脳と体にはたらく目の使い方』
(片桐ユズル訳, 誠信書房, 2020年, 本体価格 2,800円+税)ISBN978-4-414-41476-9
Peter Grunwald, Eyebody: The Art of Integrating Eye, Brain and Body
内容
- 謝辞
- まえがき(第3版)
- 第2版へのまえがき
- 序文 ゲイレン・クランツ
序章 目と脳と体の関係に気づく
第1章 ある物語--もうメガネはいらない
- 自分で視力を悪くできるのだから,良くすることもできるはず
- 「見える」体験の素晴らしさ
- 猫背から脱出し,アレクサンダー・テクニークの教師の道へ入る
- ぼやけた自分の目でぼやけた世界を見てみる
- 初めてメガネなしで過ごした一日
- メガネ離れをするためのメガネ
- メガネとの別れ
第2章 視覚の機能
- 「目は体」の発見
- ターニング・ポイント
- アイボディ反射パターンの概要
- 目ではなく,脳が見ているのです!
- 目の解剖学と生理学
- 胎内における目の形成/目の外側/眼球/網膜/脳への伝達路
- 三つの脳
- 視覚脳
- はっきり見えるとは,どういうことか
- ほかに方法はないのでしょうか?
- 私の見るところでは
- 経験的解剖学・生理学
- 高度な視覚機能
- 脳とアイボディ・パターンの関係
- 今までの考え方とはお別れしましょう
第3章 脳の視覚機能の基本的タイプ
- 一次・二次機能
- 上部視覚野の二つの特徴的タイプ
- 広がりすぎ上部視覚野
- 収縮型上部視覚野
- 片側収縮,片側拡張の場合
- 広がりすぎ型と収縮型の原因とその影響
第4章 アイボディの原理
- アイボディの原理
- 原理vs練習
- 筋感覚と視覚システム
- 自分は何をしているのか
- 使い方で機能が変わる
- 第一の原理--上部視覚野機能に見られる根本的かつ先天的なタイプ
- 第二の原理--アイボディ・パターンは自分のすべてを支配している
- 視覚システムに備わる多重的機能
- 第三の原理--第一次協調作用
- 意識的奥行き知覚
- 第四の原理--ビジョンがすべてを導く
第5章 アイボディ・メソッドと症例研究
- アイボディ・パターンの学習について
- 視覚の方向づけ
- メガネとコンタクトレンズに副作用はあるのか
- 金曜午後のメガネ
- 屈折矯正手術
- 緊急手術
- 視覚機能障害の症例
- 近視--遠くがぼやけて見える場合
- 老眼--新聞を遠く離して読むのに自分の腕の長さが足りなくなった場合
- 遠視--実物よりも大きく見える場合
- 乱視--月が二つに見える場合
- 緑内障--人生の重荷
- 白内障--遠くも近くもだんだんぼやけて見えるようになる
- 斜視--私を見ているのはどっちの目?
- 光線過敏症--ここは明るすぎる!
- 夜目--なんにも見えないじゃないか!
- 網膜剥離
- ドライアイ
- 飛蚊症--目のなかの髪の毛は何なの?
第6章 目と体の関係
- 目と体の関係
- 聴覚と視覚システム
- 感情と視覚システム
- 体のけがと視覚システム
- 目と体のつながり
- 頭,首,脊椎/胴体上部,手,腕/胴体下部/股関節部/大腿部とひざ/下腿と足/その他の症状
第7章 日常生活への応用
- 日常生活への応用
- コミュニケーション
- 原理を日常生活に応用する
- 減量と食欲
- 二つのタイプの盲目
- 夢
- その他の問題
- 目の外側の筋肉をきたえる必要はありますか?
- 見ることにも種類があります
- 瞑想と視覚路
- 死,そして死にゆくこと
- 自分のめんどうをみる
- メガネを壊されたおばあさん
第8章 最初の一歩
- メガネを外して視覚システムを強化しましょう
- 移行用メガネ
- ピンホール・メガネ--はっきりと見ながら視覚システムを内側から訓練する
- アイボディ・メソッドの学習段階
- 第一段階--パノラマ視
- 収縮型の練習方法
- 広がりすぎ型の練習方法
- パーミング
- 収縮型のパーミング
- 広がりすぎ型のパーミング
- 目の<ひなたぼっこ>は網膜全体・視床・視床下部を刺激する
- 収縮型のひなたぼっこ
- 広がりすぎ型のひなたぼっこ
- 視覚システムの筋感覚を洗練させる
- 結び
第9章 今後の可能性
第10章 最新の発見
- 考えの集中と下部視覚野
- フォーカスしすぎ
- フォーカス不足
- メガネ
- 人生での意味は?
- プレゼンス(あるがまま)
- 感じと脳
- 片目は収縮型,もう片方は拡大型
- 単眼視野
- 利き目
- ビジョン(見通し)のその他の性質
よく質問されること
- 用語解説
- 参考文献
- 訳者あとがき
- 索引
- アイボディ情報